Current File : //usr/share/man/ja_JP.UTF-8/man1/lorder.1
'\" te
.\" Copyright (c) 1996, 2011, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.
.\" Copyright 1989 AT&T
.TH lorder 1 "2011 年 6 月 8 日" "SunOS 5.11" "ユーザーコマンド"
.SH 名前
lorder \- オブジェクトまたはライブラリアーカイブの順序関係の検出
.SH 形式
.LP
.nf
\fBlorder\fR \fIfilename\fR...
.fi

.SH 機能説明
.sp
.LP
入力は 1 つ上のオブジェクトまたはライブラリアーカイブ (\fIfilenames\fR) です (\fBar\fR(1) を参照)。標準の出力は、オブジェクトファイルまたはアーカイブメンバー名のペアのリストです。ペアの最初のファイルは 2 番目のファイルで定義されている外部識別子を参照しています。出力は、\fBtsort\fR(1) で処理して、\fBld\fR によるワンパスアクセスに適したライブラリの順序を見つけることができます。リンカー \fBld\fR は、ポータブルアーカイブ形式のアーカイブ (\fBar.h\fR(3HEAD) を参照) への複数のパスを処理することができ、アーカイブを作成するときに \fBlorder\fR を使用する必要はありません。ただし、\fBlorder\fR コマンドを使用すると、リンク編集処理中にアーカイブにより効率的にアクセスできます。
.sp
.LP
次の例は、既存の \fB\&.o\fR ファイルから新しいライブラリを作成しています。
.sp
.LP
\fBar \fR\fB-cr\fR \fB library  ` lorder  *.o  |  tsort `\fR
.SH ファイル
.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fBTMPDIR/*symref\fR\fR
.ad
.RS 18n
.rt  
一時ファイル
.RE

.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fBTMPDIR/*symdef\fR\fR
.ad
.RS 18n
.rt  
一時ファイル
.RE

.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fBTMPDIR\fR\fR
.ad
.RS 18n
.rt  
通常は \fB/var/tmp\fR ですが、環境変数 \fBTMPDIR\fR を設定することによって再定義できます。\fBtmpnam\fR(3C) の \fBtempnam()\fR を参照してください。
.RE

.SH 属性
.sp
.LP
属性についての詳細は、マニュアルページの \fBattributes\fR(5) を参照してください。
.sp

.sp
.TS
tab() box;
cw(2.75i) |cw(2.75i) 
lw(2.75i) |lw(2.75i) 
.
属性タイプ属性値
_
使用条件developer/base-developer-utilities
.TE

.SH 関連項目
.sp
.LP
\fBar\fR(1)、\fBld\fR(1)、\fBtsort\fR(1)、\fBtmpnam\fR(3C)、\fBar.h\fR(3HEAD)、\fBattributes\fR(5) 
.SH 注意事項
.sp
.LP
複数の入力ファイルがある場合、\fBlorder\fR は接尾辞に関係なく任意のオブジェクトまたはアーカイブファイルを入力として受け入れます。単一の入力ファイルの場合、接尾辞は \fB\&.o\fR である必要があります。
.sp
.LP
\fBTMPDIR\fR のファイル名の長さは、\fBsed\fR で許される長さに制限されます。