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'\" te
.\" Copyright (c) 2010, 2011, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.
.TH datadm 1M "2011 年 12 月 21 日" "SunOS 5.11" "システム管理コマンド"
.SH 名前
datadm \- DAT 静的レジストリファイルの保守
.SH 形式
.LP
.nf
\fB/usr/bin/datadm\fR [\fB-v\fR] [\fB-u\fR] [\fB-a\fR service_provider.conf]
[\fB-r\fR service_provider.conf]
.fi
.SH 機能説明
.sp
.LP
\fBdatadm\fR ユーティリティーは、DAT 静的レジストリファイル \fBdat.conf\fR(4) を保守します。
.sp
.LP
uDAPL サービスプロバイダはこの管理構成プログラムを使用して、\fBdat.conf\fR ファイルに対して自分自身を追加したり削除したりできます。
.sp
.LP
サービスプロバイダがサポートするインタフェースアダプタを、インストール後のシステムに追加したり削除したりできます。\fBdatadm\fR を使用して、システムの現在の状態を反映するために \fBdat.conf\fR ファイルを更新できます。現在インストールされているすべてのサービスプロバイダの新しいインタフェースアダプタセットが再生成されます。
.SH オプション
.sp
.LP
サポートしているオプションは、次のとおりです。
.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fB-a\fR \fBservice_provider.conf\fR\fR
.ad
.sp .6
.RS 4n
\fBservice_provider.conf\fR(4) ファイル内の各デバイスエントリをインタフェースアダプタ (uDAPL コンシューマから使用できる、外部ネットワークへのインタフェース) のリストとして列挙します。
.RE
.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fB-r\fR \fBservice_provider.conf\fR\fR
.ad
.sp .6
.RS 4n
\fBservice_provider.conf\fR(4) ファイル内のデバイスエントリに対応するインタフェースアダプタのリストを削除します。
.RE
.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fB-u\fR\fR
.ad
.sp .6
.RS 4n
システムの現在の状態を反映するために、DAT 静的レジストリ内に現在リストされているサービスプロバイダ用の最新のインタフェースアダプタセットで \fBdat.conf\fR を更新します。
.RE
.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fB-v\fR\fR
.ad
.sp .6
.RS 4n
DAT 静的レジストリファイル \fBdat.conf\fR を表示します。
.RE
.SH 使用例
.LP
\fB例 1 \fRデバイスエントリを列挙する
.sp
.LP
次の例では、\fBservice_provider.conf\fR(4) ファイル内のデバイスエントリを、\fBdat.conf\fR(4) ファイル内にインタフェースアダプタとして列挙します。
.sp
.LP
デバイス \fBhermon\fR をサポートするサービスプロバイダライブラリが \fBSUNW\fR にあることを想定しています。\fBservice_provider.conf\fR(4) ファイルがディレクトリ \fB/usr/share/dat/SUNWudaplt.conf\fR 内にインストールされていて、次のようにエントリが 1 つだけ含まれています。
.sp
.in +2
.nf
driver_name=hermon u1.2 nonthreadsafe default\e
udapl_tavor.so.1 SUNW.1.0 ""
.fi
.in -2
.sp
.sp
.LP
\fBhermon\fR は、2 つのポートを備えた InfiniBand ホストチャネルアダプタです。どちらの IB ポートも単一 IB パーティション \fB0x8001\fR 内にあります。IB パーティションが作成され、(\fBp8001.ibd0\fR、\fBp8001.ibd1\fR という名前で) 各ポートに plumb されている場合は、2 つの IB パーティションインスタンスになります。IB パーティションデータリンクの作成方法の詳細については、\fBdladm\fR(1M) を参照してください。
.sp
.in +2
.nf
# \fBdladm show-part\fR
LINK PKEY OVER STATE FLAGS
p8001.ibd0 8001 ibd0 unknown ----
p8001.ibd1 8001 ibd1 unknown ----
.fi
.in -2
.sp
.sp
.LP
次のコマンドを実行すると:
.sp
.in +2
.nf
# \fBdatadm -a /usr/share/dat/SUNWudaplt.conf\fR
.fi
.in -2
.sp
.sp
.LP
2 つの新しいエントリ (まだ存在していない場合) が \fB/etc/dat/dat.conf\fR ファイルに追加されます。
.sp
.in +2
.nf
p8001.ibd0 u1.2 nonthreadsafe default udapl_tavor.so.1 SUNW.1.0 ""
"driver_name=hermon"
p8001.ibd1 u1.2 nonthreadsafe default udapl_tavor.so.1 SUNW.1.0 ""
"driver_name=hermon"
.fi
.in -2
.LP
\fB例 2 \fRシステムの現在の状態を反映するために \fBdat.conf\fR を更新する
.sp
.LP
新しい IB パーティション \fB0x8002\fR が上の例に追加され、ホストチャネルアダプタのポート 1 が使用されます。パーティションリンク名が \fBp8002.ibd0\fR として指定された新しい IB パーティションがポート 1/パーティション \fB0x8002\fR 上に作成されると、3 つ目の IB パーティションインスタンス \fBp8002.ibd0\fR になります。
.sp
.in +2
.nf
# \fBdladm show-part\fR
LINK PKEY OVER STATE FLAGS
p8001.ibd0 8001 ibd0 unknown ----
p8001.ibd1 8001 ibd1 unknown ----
p8002.ibd0 8000 ibd0 unknown ----
.fi
.in -2
.sp
.sp
.LP
\fBdatadm -u\fR コマンドを実行すると、新しいエントリが追加された状態で \fB/etc/dat/dat.conf\fR ファイルが更新され、システムの現在の状態が反映されます。
.sp
.LP
\fBdatadm -v\fR が、\fB/etc/dat/dat.conf\fR ファイル内に現在 3 つの新しいエントリがあることを示しています。
.sp
.in +2
.nf
p8001.ibd0 u1.2 nonthreadsafe default udapl_tavor.so.1 SUNW.1.0 ""
"driver_name=hermon"
p8001.ibd1 u1.2 nonthreadsafe default udapl_tavor.so.1 SUNW.1.0 ""
"driver_name=hermon"
p8002.ibd0 u1.2 nonthreadsafe default udapl_tavor.so.1 SUNW.1.0 ""
"driver_name=hermon"
.fi
.in -2
.sp
.SH ファイル
.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fB/etc/dat/dat.conf\fR\fR
.ad
.sp .6
.RS 4n
DAT 静的レジストリファイル
.RE
.SH 属性
.sp
.LP
属性についての詳細は、マニュアルページの \fBattributes\fR(5) を参照してください。
.sp
.sp
.TS
tab() box;
cw(2.75i) |cw(2.75i)
lw(2.75i) |lw(2.75i)
.
属性タイプ属性値
_
使用条件system/io/infiniband/udapl
_
インタフェースの安定性確実
.TE
.SH 関連項目
.sp
.LP
\fBdladm\fR(1M), \fBpkgadd\fR(1M), \fBpkgrm\fR(1M), \fBlibdat\fR(3LIB), \fBdat.conf\fR(4), \fBservice_provider.conf\fR(4), \fBattributes\fR(5)