Current File : //usr/share/man/ja_JP.UTF-8/man1m/psrinfo.1m
'\" te
.\" Copyright (c) 2004, 2014, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.
.TH psrinfo 1M "2004 年 3 月 25 日" "SunOS 5.11" "システム管理コマンド"
.SH 名前
psrinfo \- プロセッサに関する情報の表示
.SH 形式
.LP
.nf
\fBpsrinfo\fR [\fB-p\fR] [\fB-v\fR] [\fIprocessor_id\fR]...
.fi

.LP
.nf
\fBpsrinfo\fR [\fB-p\fR] \fB-s\fR \fIprocessor_id\fR
.fi

.LP
.nf
\fBpsrinfo\fR -t [-L]
.fi

.SH 機能説明
.sp
.LP
\fBpsrinfo\fR はプロセッサに関する情報を表示します。それぞれの物理プロセッサは、複数の仮想プロセッサをサポートできます。それぞれの仮想プロセッサは、固有の割り込み \fBID\fR を持つエンティティーであり、独立したスレッドを実行できます。
.sp
.LP
\fIprocessor_id\fR オペランドを使用しない場合、\fBpsrinfo\fR は、構成されたプロセッサごとに 1 行を使って、そのステータスがオンライン、割り込み不可 (no-intr で指定)、スペア、オフライン、障害、または電源切断のどれであるか、および最後にそのステータスが変更された時刻を表示します。processor_id オペランドを使用すると、特定のプロセッサに関する情報が表示されます。「オペランド」の項を参照してください。\fB\fR 
.SH オプション
.sp
.LP
サポートしているオプションは、次のとおりです。
.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fB-s\fR\fI processor_id\fR\fR
.ad
.RS 19n
.rt  
サイレントモード。指定したプロセッサが完全にオンラインの場合に \fB1\fR を表示します。指定したプロセッサが割り込み不可、スペア、オフライン、障害、または電源切断の状態である場合に \fB0\fR を表示します。
.sp
シェルスクリプトで \fBpsrinfo\fR を使用するときに、サイレントモードを使用します。
.RE

.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fB-p\fR\fR
.ad
.RS 19n
.rt  
システム内の物理プロセッサの数を表示します。
.sp
\fB-v\fR オプションと組み合わせた場合、それぞれの物理プロセッサに関する追加情報を報告します。
.RE

.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fB-v\fR\fR
.ad
.RS 19n
.rt  
冗長モード。プロセッサタイプ、浮動小数点ユニットタイプ、およびクロック速度など、指定したプロセッサに関する追加情報を表示します。この情報のいずれかを判定できない場合、\fBpsrinfo\fR は \fBunknown\fR を表示します。
.sp
\fB-p\fR オプションと組み合わせた場合、それぞれの物理プロセッサに関する追加情報を報告します。
.RE

.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fB-t\fR\fR
.ad
.RS 19n
.rt  
ツリーモード。システムのプロセッサとそれに関連付けられたソケット、コア、および CPU ID のツリーを表示します。
.RE

.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fB-L\fR\fR
.ad
.RS 19n
.rt  
近傍性グループモード。出力に近傍性グループメンバーシップ情報の注釈を付けます。\fB-t\fR オプションとともに使用する必要があります。
.RE

.SH オペランド
.sp
.LP
次のオペランドがサポートされています。
.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fIprocessor_id\fR\fR
.ad
.RS 16n
.rt  
情報を表示するプロセッサのプロセッサ \fBID\fR。
.sp
個々のプロセッサ番号 (たとえば \fB3\fR)、スペースで区切った複数のプロセッサ番号 (たとえば \fB1 2 3\fR)、プロセッサ番号の範囲 (たとえば \fB1-4\fR) として \fIprocessor_id\fR を指定します。また、範囲と (個々または複数の) \fIprocessor_id\fR を組み合わせることも可能です (たとえば、\fB1‐3 5 7‐8 9\fR)。
.RE

.SH 使用例
.LP
\fB例 1 \fR構成されたすべてのプロセッサに関する情報を詳細モードで表示する
.sp
.LP
次の例では、構成されたすべてプロセッサに関する情報を詳細モードで表示します。

.sp
.in +2
.nf
\fBpsrinfo \fR\fB-v\fR 
.fi
.in -2
.sp

.LP
\fB例 2 \fRプロセッサがオンラインであるかどうかを判定する
.sp
.LP
次の例では、シェルスクリプトで \fBpsrinfo\fR を使用して、プロセッサがオンラインであるかどうかを判定します。

.sp
.in +2
.nf
if [ "`psrinfo \fB-s\fR 3 2> /dev/null`" \(mieq 1 ]
then
	echo "processor 3 is up"
fi
.fi
.in -2
.sp

.LP
\fB例 3 \fRシステム内の物理プロセッサに関する情報を表示する
.sp
.LP
追加引数を使用しない場合、\fB-p\fR オプションは、システム内の物理プロセッサの数を示す単一の整数を表示します。 

.sp
.in +2
.nf
> psrinfo -p
                8
.fi
.in -2
.sp

.sp
.LP
\fBpsrinfo\fR は、コマンド行引数 (プロセッサ \fBID\fR) も受け入れます。

.sp
.in +2
.nf
> psrinfo -p 0 512   # IDs 0 and 512 exist on the 
1                    # same physical processor

> psrinfo -p 0 1     # IDs 0 and 1 exist on different 
2                    # physical processors
.fi
.in -2
.sp

.sp
.LP
この例では、仮想プロセッサ \fB0\fR および \fB512\fR が同じ物理プロセッサ上に存在します。仮想プロセッサ \fB0\fR および \fB1\fR は存在しません。これはこの例にかぎったものであり、一般的な規則ではありません。 

.SH 終了ステータス
.sp
.LP
次の終了ステータスが返されます。
.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fB0\fR\fR
.ad
.RS 6n
.rt  
正常終了。
.RE

.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB>\fB0\fR\fR
.ad
.RS 6n
.rt  
エラーが発生した。
.RE

.SH 属性
.sp
.LP
属性についての詳細は、マニュアルページの \fBattributes\fR(5) を参照してください。
.sp

.sp
.TS
tab() box;
cw(2.75i) |cw(2.75i) 
lw(2.75i) |lw(2.75i) 
.
属性タイプ属性値
_
使用条件system/core-os
.TE

.SH 関連項目
.sp
.LP
\fBlgrpinfo\fR(1)、\fBpsradm\fR(1M)、\fBp_online\fR(2)、\fBprocessor_info\fR(2)、\fBattributes\fR(5)
.SH 診断
.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fBpsrinfo:\fR \fBprocessor\fR \fB9:\fR \fBInvalid\fR \fBargument\fR\fR
.ad
.sp .6
.RS 4n
指定されたプロセッサが存在しません。
.RE